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皆既月食と天王星食

#観月記録 #皆既月食 #星食 #満月 #月の出

はじめに

西暦2022年11月08日の月食

月の出から月食終了までの満月の経過

撮影情報 (24 件) ▼
撮影日時:2022-11-08 --:--:-- UTC+09:00月齢:露出設定:ISO 800, f/5.3, 1/128s撮影機材:FUJIFILM FinePix F550EXR撮影地:
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撮影日時:2022-11-08 --:--:-- UTC+09:00月齢:露出設定:ISO 800, f/5.3, 1/2048s撮影機材:FUJIFILM FinePix F550EXR撮影地:

大学受験を控え, 宇都宮高校の課外授業への参加, 自修館での勉強をする日が続いていました. 電車通学のため, 日の入り前に帰れる日は殆どありませんでした.

しかし月食当日は校内模試の最終日で, 午前中試験・午後解散と言う異例のスケジュールとなりました.

昨年に引き続き特別日課に恵まれ, 晩秋の快晴の下で家の窓から月食を心行くまで満喫することができました.

当時, 母は月食観察の応援としてタコライスを作ってくださりました. 通常は家族で夕飯を食べますが, その時だけは1人で月を見ながらタコライスを頂きました.

月食の状況

西暦2022年11月08日の月観察時のメモ

手書き観察メモ パート1

西暦2022年11月08日の月観察時のメモ

手書き観察メモ パート2

西暦2022年11月08日の月観察時のメモ

手書き観察メモ パート3

以上の図は月食観察時のメモの様子です.

月食前後や部分月食の時間帯は撮影に難はありませんでした. 特に皆既月食の際は月が暗く, フォーカス合わせに苦労しました. ピントが合ったのは体感100枚に1枚程度でした.

肉眼で天王星を見ることはできませんでしたが, 日本では過去5000年で初と言われる, 皆既月食と天王星食の同時進行も写真に捉えることができました. これが人生で初めての惑星食の観測でもありました.

宣明暦では十四夜の皆既月食

西暦2022年11月08日を太陰太陽暦で表示すると, 旧暦10月15日となります. これは変換ツールでも容易に得られる情報です.

しかし, 日本の月見文化を支えたのは明治直前に現れた高精度な天保暦 (あるいは現代天体暦 DE440, DE441 に基づく太陰太陽暦) ではなく, 平安時代から江戸時代までに使われた宣明暦です.

2026年01月にプログラムを組んで宣明暦の暦日を計算した結果, 当日は宣明暦閏09月14日となりました. つまり十四夜 (十五夜の前晩) が皆既月食だったということです.

しかも閏月の十四夜の満月ですから, 西暦2012年08月31日 (旧暦・宣明暦07月14日) に日本で見られた, 十四夜のブルームーンに通ずるものがありそうです.

皆既月食開始時点での月齢は13.9日程度で, 満月としては最も早い方でした. これに類する皆既月食は, 西暦1993年06月04日 (宣明暦04月14日), 西暦2011年06月15日 (宣明暦05月14日), 西暦2026年03月03日 (宣明暦01月14日), 西暦2040年11月18日 (宣明暦10月14日) などに起こっています. 見事に全て宣明暦の十四夜月となっています. 南米では今世紀で最も深い月食に当たる2029年06月25日 (宣明暦05月14日, 南米換算) があります.

宣明暦ではなく旧暦14日の皆既月食は極めて珍しく, 西暦2127年09月20日 (旧暦08月14日) など, かなり限られます.

終わりに

自身がこうして月を愛でられる環境にいるのは幸運であり, 感謝すべきと考えています.

参考文献 (原語版)▼

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